年上に恋をして
俺は、そう思いながらも、福原美紀さんに


「ちょっと来てくれる。」


と言って、廊下を歩き、人目の少ない所を目指した。


そして、空き教室が多い人目の少ない廊下で止まり、俺は、福原美紀に話しかけた。


「福原美紀さん。」

「はい。」


「俺は、福原さんとは、付き合えません。」

「……っう…どうしてですか??」


少し涙目になった、福原さんが俺を見上げる。


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