年上に恋をして
「2歳年上の、めっちゃカワイイ女子高生。」


カレンを頭で思い浮かべながら、雷に言った。


「と、とと年上!!!俺らの、高嶺の花~!!!」


雷はまた、大きな声を出す。


「大きな声出すなって、さっき言っただろう。」


俺は、雷の頭を叩く。


「い、いてぇ~。」

「懲りずに何回も大きな声を出すからいけねぇんだよ。」


俺は、そう言って教室を出る。


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