可愛がりたい、溺愛したい。
「心配かけてごめんね…?」
「……ほんとだよ。
なんでそんなかわいい姿他のやつに見せるの?
帆乃のかわいい姿は僕だけが知ってればいいのに」
「だ、だって……。
わたしが地味なせいで、依生くんにまで何か言われるのが嫌だったから…。
そ、それに、依生くんみたいにかっこいい人の隣にいるなら、それなりに釣り合うくらいになりたいな…って思ったの。ダメ……だったかな?」
少し身体を離して、首を傾げながら依生くんの顔を見ると。
「……ダメじゃないけど。
そんなかわいい姿他の男に見せたくない。
見たやつ全員抹殺してやりたい」
「えぇ……」
「……べつに僕は何言われても気にしてないし。それに、釣り合うとか釣り合わないとか、そんなの考えなくていいのに。
……僕の隣は帆乃以外ありえないんだから」
「わたしも……依生くんだけだよ…?」