可愛がりたい、溺愛したい。



部屋着のボタンを上からひとつずつ外されて、緊張からか少し肩に力が入る。


「……こわい?
今ならまだやめれるよ」


うまく声が出せなくて。

でも、やめてほしいわけじゃなくて。

代わりに首を横に振ると……



「……とびきり優しくする」


その言葉とともに、優しく包み込むようなキスが落とされて……



「……たくさん可愛がってあげるから」



甘くて

恥ずかしくて


でも、すごく幸せで……。




「……帆乃、好きだよ」



これから先もずっと、

依生くんに愛されていたいと純粋に思った



━━━━そんな甘い一夜……



*End*

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