幼馴染の両片想い
〜おとside〜

ホール内に響き渡る澄んだ音、今日は少しだけ大人びた赤いドレスを着て、私はいつもより集中してヴァイオリンの音に耳を傾ける。

だって今日は…

「はるー!!どーだった!?ねぇ、どーだった??」

「おぅ、すげー良かった」

「えー本当にー?(笑)あ、このドレスどう?可愛いでしょ」

「まぁ…いいんじゃねーの」

「変なのー、いつもなら似合ってないとかチビって言うくせにー」

その後もたわいもない話をしながら陽真とすごして休憩時間を終えた。
< 1 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop