青い空の下

楽器の音がなくなり、体育館に入ってみた。


そこには、汗をかいた2人。


太陽で照らしている二人の汗は光っている。


ドリブルが響きわたる音と、シュートが入る音。

私はこの音が大好きだった。


「何やってんの?」


「いっいえ」


「早くやれば」


なんか、ムカつく。


これが進だったら蹴っ飛ばしてるかもね。


バッシュをはきおえて、ドリブルシュートをした。


ドリブルの音は体育館にもっと響き渡り、外からの風も心地よい。


スパッッ!!


さっそく3Pを決めた。

やっぱり私、今日絶好調かも!なんて思っていると後ろから、私よりもっと豪快で決まる音がしたんだ。


後ろをそーっと振り向くと佐野先輩が3Pよりもっと遠くで打っていた。

「すごっっ!!」


ついつい小さい言葉で言ってしまった私は、佐野先輩が打った所から練習する。


スパッッ!!


一発目から入っちゃったよ!

自分でもビックリしながらボールを追いかけた。

でも一番驚いてるのは、2人。
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