青い空の下
やっと少し時間が進んだと思ったら、芽衣が私の方へきた。
「もう!石栗うざいし!」
私は何も言葉をかえせなかった。
「どうしたの?」
芽衣が心配してくれるけど、もうボールをしっかり強く持つことしか出来なかった。
芽衣は私の事なんか関係なく、シュートを打ち始める。
「七海〜!ボーっとしてるよ。3Pシュートどうやったら入るの?」
「私もよくわかんない。ごめんね」
そっけない返し方で、芽衣に言葉を言う。
芽衣も呆れたのかドリブルで私から離れていく。
その時の芽衣は私にとって怖がった。
進の事好きなの?って聞けばよかったのに、芽衣が私から離れていくような感じがしたから、言えなかった。