青い空の下

それから芽衣は私に話かけてくれるけど、私はそれを笑って聞いている。


頷いたり話に合わせてたり。



一瞬芽衣が進と仲良くしている時、もうダメかと思った。



授業中になって寝ようとすると、芽衣が話しかける。



「ねぇ七海!進とはどう?この前進が七海の事話してたよ」


「そーなんだ!」


やっぱり素直に喜べない自分もいたんだ。


信じられない。


「七海って優しいんだよね。って言ってたよ。良かったじゃん!」


私はそんな事言ったって信じないよ。


本当は進の事が好きなんじゃないか。


その想いが強がった。
< 64 / 85 >

この作品をシェア

pagetop