青い空の下
それから芽衣は私に話かけてくれるけど、私はそれを笑って聞いている。
頷いたり話に合わせてたり。
一瞬芽衣が進と仲良くしている時、もうダメかと思った。
授業中になって寝ようとすると、芽衣が話しかける。
「ねぇ七海!進とはどう?この前進が七海の事話してたよ」
「そーなんだ!」
やっぱり素直に喜べない自分もいたんだ。
信じられない。
「七海って優しいんだよね。って言ってたよ。良かったじゃん!」
私はそんな事言ったって信じないよ。
本当は進の事が好きなんじゃないか。
その想いが強がった。