青い空の下

「芽衣って進の事好き?」


言ってしまった。


言って良かったのか、後悔する。


黙った芽衣は少し経った後、答えた。



「そんなわけいじゃん!うちは有岡だよ!そんな妬かないでよ〜」


「じゃあ何で朝練の時あんな仲良くしてたの?」

負けじと私は芽衣が言った後、繰り返すようにいった。


「そんな事で怒ってたの?だって進が私の好きな人聞きにくるから、教えてただけだよ。今度からは七海も誘うね」


「いいの?」


あっさり本当の事を話してくれた芽衣。


いつの間にか私の体は芽衣の方向に向いていた。

「平気平気!!」


「ありがとう」


まぢまぢと芽衣が私にはなしてくれたから少しは信じられたんだ。


この授業はずっと芽衣と恋の話をしていた。
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