青い空の下
「石栗〜!お前授業中、寝てただろ!」
意外に真面目な芽衣は進にそう言った。
「いいだろ!」
芽衣は男子との会話の作り方が上手だ。
こんな風にすると、盛り上がる事がよくわかった。
「七海だって寝ようとしただろ!」
進が私に話してくれた。何か良い言葉はないか…芽衣のように盛り上がる……
「今日は寝てないし!」
これだけしか言えなかったんだ。
少し芽衣が羨ましいと思う。
この休み時間は、3人でずっと話をしていた。