青い空の下

「はっっ!!」


起きた私は、眠いながらも目をこすって前にある黒板を見る。



………今は社会の時間みたいだ。


って事は2時間寝ちゃったって事!?


すごいな私っと思いながら、鞄の中のポーチを手に取って崩れた前髪を上げてゴムでしばる。



ふとっ隣を見ると進は寝ていた。


結構進の寝顔は可愛くつい笑ってしまうくらい。

少し経つと予鈴は鳴り、進もその音で起きた。


「俺、結構寝たかも」


「寝すぎだよ」



「おまえもな!」



一言一言で幸せになる言葉。


進は他の男子とは変わらない気がするのに特別と思ってしまうんだ。
< 74 / 85 >

この作品をシェア

pagetop