青い空の下
なんだか、部活までの時間いや…今日1日が遅く見えるんだ。
特にこの授業は……
「石栗〜!てめぇ人の消しゴム奪うんじゃねーよ!」
「おまえがボーっとするのがいけないの!」
その声は進と芽衣が私の後ろで楽しそうに笑っていたのだ。
この場から逃げ出したいくらい楽しそうで2人の笑い声が私の後ろから聞こえる。
「あっ!七海〜石栗の消しゴムとってー」
私はとっさに下をむくとそこには確かに進の消しゴムがあった。
とったものの、そっけなく芽衣に渡した。
その後はいすを引いてシャーペンを持って回す。
「ほらー!七海は良い子だよ。石栗みたいに遊ばないもん!見習いな!」
「だまってろ!七海は関係ないだろ」
そんな事じゃない。
私がおもっているのは進がうるさいっとかじゃない。
ただ芽衣が進と仲良くするところが嫌だったから。