私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『恭香ちゃん…ごめん。まさか見られてるなんて思わなくて…でも、違うんだ。菜々子とは…もう別れたんだ』


『え?別れたって…嘘ですよね?あんなに仲良くしてたのに』


仲良く…か。


そう見えてたんだね。


『本当、あっという間だよね。でも、嘘じゃないんだ。もう、ちゃんとお別れしたから』


ずっと悩んでたんだ。


前から恭香ちゃんのこと…


優しい性格で笑顔が可愛い人だなって思ってた。


でも、僕は、ずっと菜々子からアタックされてて…


同期の菜々子のこと、嫌いじゃなかったし、美人だと思ってた。


ただ、なぜか、答えを出せずにいたんだ。


僕は、本当に優柔不断で、情けないやつだ。


恭香ちゃんが好きなのか、菜々子が好きなのか…


近くに居すぎて、分からなくなってた。


あの日…


菜々子に、一緒に帰ろうと言われて帰ってた。


そして、あの場所に来た時…


僕は…
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