私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです！

『一弥先輩と付き合うんですか？私、応援しませんよ。恭香先輩みたいな可愛いくない人が、あんなイケメンと付き合うなんて、正直、笑いものですから。身の程知らずです』


『…一弥先輩と付き合うとか、そんな話しにはなってないから。身の程知らず…だよね、確かに。私も梨花ちゃんみたいに可愛い女の子なら…良かったんだけど…』


『一弥先輩に好きだって言われて、調子に乗らないで下さいね』


梨花ちゃん…


そう言われても、私は…


この顔でずっと生きてきたんだよ。


まるで、自分の人生を否定されるような言葉に、とてもショックを受けた。


悲しかったけど、でも、一弥先輩と朋也さんに告白されたことは、夢じゃない現実なんだよね…


これって、頑張ってれば絶対良いことあるって…


そう信じて、真面目に生きて来たご褒美…なのかな？


だけど、それに甘えて、ずっとこのままにしてたら、そのうち、2人ともに愛想つかされて嫌われてしまうよね。