私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『これからどうしたい?』


『…僕は、恭香ちゃんに告白したし、後は彼女の返事を待つしかないと思ってるよ。だけど、デートに誘いたい。今は、断られてるけど…本宮君は?』


『…』


黙ってる。


どうしたんだろ?


何か言いにくいことがあるんだろうか?


『…悪い。俺は…恭香と暮らしてる』


え?!


なんて言った?


一緒に…


暮らしてる?


『恭香って…呼び捨て…』


『ああ、俺は恭香って呼んでる。俺が、会社に戻ってすぐに、恭香の部屋で一緒に住むように、無理矢理頼んだ』


『恭香ちゃんと2人きりで暮らしてるって言うの?』


『ああ、そうだ。強引に俺が転がり込んだ。恭香が一弥君のことを好きだってことも知らなかったし、一弥君の気持ちも、まだ何も知らなかった。恭香は、最初、かなり迷惑してたようだったけど…』


心臓が高鳴る。


一緒にって…


もしかして…


『ずっと…一緒?2人きりで?』
< 177 / 235 >

この作品をシェア

pagetop