私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
あなたとの最初の会話
『ちょ、ちょっと待って下さい』


『こっち』


本宮さんは、私を強引に自分の机まで引っ張って行った。


『ちょっと、何なんですか?』


机の上に散らばった資料…


『…これ、手伝って』


ちょっと待って…


資料整理を、打ち合わせ中の私にさせるの?


御曹司だからって、わがまま言う気?


『早く、恭香』


え?!


今…


恭香って言った?


さっき、梨花ちゃんの前では…


私のこと、森咲って呼び捨てしてたよね?


もう、いったいどうなってるの…?


『あの…資料整理くらいなら、やっぱり自分でやってもらえませんか?打ち合わせ中なんで』


『苦手なんだ』


『え…?に、苦手?』


『ああ、だから、手伝って。その代わり、今日、晩御飯ご馳走する』


ば、晩御飯って…


なんて自分勝手!


で、でも…


そんな綺麗な瞳でじっと見つめらたら…


『…もう…し、仕方ないですね、きょ、今日だけですよ』


やだ、私…


ぎこちなくOKしちゃった…
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