私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『俺は最強なんかじゃない。普通だ。でも、一弥君は、女性にモテる雰囲気と魅力がある。一弥君の言う通り、俺達が恭香を好きってことを自信にしてくれ。それだけ、お前は…可愛いってことだ』


可愛いって…


顔から火が出そうだ。


朋也さんと一弥先輩。


精一杯、私を励ましてくれてるんだ…


ほんの少しだけなら、自信にしていいのかな…


『それから…恭香の気持ちが決まるまでは、俺は家に戻る。一弥君にズルいって言われたからな』


『そりゃそうだよね。本宮君だけが恭香ちゃんと一緒に住んでるなんて、ズル過ぎるよ』


『…わかりました。でも、私…』


『いいよ、すぐに答え出さなくても。僕達、ずっと待ってるから。焦っても仕方ないしね』


一弥先輩がそう言うと、朋也さんもうなづいた。


『ありがとう…ございます。本当に…ごめんなさい』


でも、いつ、答えが出せるのかなんて、本当に自分でもわからないから。


いつまで2人は待ってくれるんだろう…
< 181 / 235 >

この作品をシェア

pagetop