私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
ずっと側にいて
朝から晴れて、気持ちの良い青空が広がってる。


秋風がほんの少しだけ肌寒い。


朝ごはんも美味しく頂き、私達は、旅館を後にした。


近くの温泉や、観光地の撮影と取材をこなし、昼過ぎには、帰路についた。


『久しぶりにリフレッシュしたよ。本当に良い旅館だったね』


『ああ、そうだな』


男性2人の何気ない会話。


温泉街の風流な景色にお別れし、私達は、都会へと戻った。


とりあえず、朋也さんは、今日はホテルを取ったみたい。


一弥先輩とも別れ、私は、久しぶりに1人の夜を過ごした。


変な感じがする…


ずっと1人が当たり前だったのに、今は…


すごく寂しいんだ。


ここに座って…


一緒にお茶を飲んで、いろいろ話して…


1人だと、静か過ぎるよ。


朋也さんの少し低くて、カッコいい声。


最初は怖いだけだったのに、今は…とても好きな安心出来る声。


朋也さん、今頃、ホテルで何してるんだろう…


声、聞きたいな…
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