私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
とにかく頭の中から、今のやり取りを消さなきゃ…


私は、無理やり仕事に打ち込もうとした。


なのに、朋也さんのことが…


頭から離れない。


朋也さんの隣に菜々子先輩がいるところを想像したら…


何だか怖くて。


美人で、細くて背も高い菜々子先輩なら、文映堂の社長夫人としても、みんな納得だろう。


確かに、私じゃ務まらないよ。


見栄えしないもん…


あの人は、将来、お父さんの会社を継いで、お父さんを安心させるって言う夢がある。


もし、私が、朋也さんと付き合って、結婚なんてことになったら…


マスコミにも対応したりとか、たくさんのパーティーとかにも参加しなきゃいけないのかな?


そんなこと私には出来ないし、例え、出来たとしても朋也さんと並んだら…かなり見劣りしちゃう。


朋也さんに…申し訳ないよ。
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