私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
明日、荷物がなくなれば…


本当に1人ぼっちだな…


心の整理がつかないままだ。


私は、そんなことを考えながら眠りについた。


それは夜中の1時くらいか…


眠って1時間くらいした時に、携帯が鳴った。


私は、その音に敏感に反応し、飛び起きてすぐに携帯を探した。


少し寝ぼけてて、携帯を探すのに5秒ほどかかった。


早く出なきゃ…


なぜか、そう思った。


画面には『朋也さん』の文字。


こんな時間に電話?


『はい』


『…恭香…良かった…声聞けて…』


何?


朋也さん、声が途切れ途切れで、すごく苦しそう…


怖いよ。


『どうしたの?朋也さん、大丈夫?』


必死に聞いた。


『わから…ない。誰かに…急に…刺さ…れた』


そんな!!


どうして朋也さんが!


『刺されたって…どうして…きゅ、救急車呼んだ?』


『ああ…大丈夫…だ…』


『もう、喋らないで。お願い…死なないで』
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