私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
警察も来て、いろいろ聞かれたけど、私達には答えようもなかった。


防犯カメラに、怪しい人物が写ってたらしくて、今、解析を急いでますとのことだった。


朋也さんが目覚めて、犯人が誰か…


直接聞きたいよ。


側に行きたいな…


手を握りたい。


朋也さんの温かい手を握って、話しかけたい。


お願い、早く戻って来て…って。


私を1人にしないでって。


夜中から、ずっと考えてた。


朋也さんと出会ってから起こったことを、一つ一つ、最初から。


朋也さんとの思い出。


それは、とても短い間に起こった、すごく濃くて、意味のあるものだった。


その全てが大切で、幸せで…


一弥先輩のこと、もちろん…好き。


だけど…


私は…


ずっとずっと、一途に私を想ってくれた朋也さんを…


自然に心の底から、求めるようになってたんだ。


知らない間に、深く深く…
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