私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
日曜日の朝、私は早く起きて、出かける用意をした。


部屋は、綺麗に片付いてる。


忘れ物もない…


大丈夫。


私は、部屋を出て、マンションの下に降りた。


11時前。


『おはよう、乗って』


朋也さんが来てくれた。


優しい声、久しぶりに聞いたような気がする。


ドアを開けてくれて、私は、助手席に座らせてもらった。


名前はよく知らないけど、すごくカッコよくて中が広い車、乗り心地は最高だな。


『久しぶりだね』


『すまない。忙しくしていて』


『ううん…全然大丈夫。退院してから、お仕事の内容、急に変わったもんね。忙しくて、体は大丈夫?』


『ありがとう。大丈夫だ。すっかり良くなって、前よりも元気なくらいだ』


良かった…


目の前に、元気な朋也さんがいる。


それだけで充分だよ。


『良かった、嬉しい。今日は誘ってくれて本当にありがとう…びっくりしたよ』
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