私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
それから二人で、水族館のレストランで食事もして、ソファに座って休憩したり…


お話したり、黙ったり…


そんな、かけがえのない幸せな時間に浸っている私。


周りの人達は、当たり前のように、朋也さんを見てる。


私は、そんな朋也さんが、いつも自然に振る舞ってくれることに感謝してる。


カッコイイのに、偉そうにしたり、自慢したりしない、穏やかで本当に優しい人だ…


こんなに素敵な人が、この世にいるんだね。


側にいられて、本当に嬉しい。


付き合ってるわけでもないし、これからのことは、まだわからないけど…


なぜか、不思議と不安はなかった。


水族館を満喫した後、朋也さんは、私をどこかに連れ出した。


時間はもう、夕方になっていた。


どこに行くんだろう…?


車は、高速を走ってる。


『もうすぐ着く』


『うん…』


なんだか、ドキドキする。


心臓が高鳴る…


着いた場所に驚いた。


海だ…
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