私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『莉穂ちゃんかぁ、可愛いね。本当に、不思議だね、赤ちゃんって。こんなに小さいのに、立派に生きてる』


一弥先輩が、優しく莉穂の手を撫でて言ってくれた。


2人とも、ずっと莉穂を見て笑ってる。


私が仕事を辞める時には、残念がってくれた2人だけど、妊娠したことはとても喜んでくれた。


今は私も、新米ママ。


しばらくは、コピーライターから離れて、子育てに専念すると決めたんだ。


だって、朋也さんと約束したから。


絶対に子どもに寂しい思いをさせないって。


朋也さんも、仕事の合間には、子育てにしっかり協力してくれてる。


本当に、今からメロメロみたい。


笑ってしまうくらい、莉穂を可愛がるんだもん。


妬けちゃうな。


でも、天使みたいな可愛い莉穂のおかげで、私達はもっと家族になれてるんだ。


『朋也さん、もうすぐ帰ってくるから、座ってて。久しぶりにみんなでバーベキューしようね』
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