私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『でもね、恭香達が結婚してから、一弥先輩がひたすら仕事に打ち込んでる姿を見て…いつの間にか好きになってて』


夏希…


一弥先輩と夏希、すごく似合ってるよ。


美男美女だしね。


『僕達も、恭香ちゃん達みたいに幸せにならなきゃね』


一弥先輩の微笑む顔を見て、私は少し安心した。


もちろん、いつまでも私のことを思ってるなんて、うぬぼれてたわけじゃない。


本当にそんなこと思ってなかったけど、でも、私なんかすぐ忘れて、新しい恋が出来て…本当に良かった。


一弥先輩と夏希も、いつか結婚して家庭を持つかも知れない。


人生って、本当にわからない…


みんな、それぞれに新しい道を進んでるんだね…


『ただいま』


朋也さんだ。


『おかえり、お邪魔してます』


朋也さんと一弥先輩が、握手した。


会社では、たまに会ってるみたいだけど…


『よく来てくれたね、一弥君、夏希ちゃん』


『嬉しいです。浜辺じゃなくて、名前で呼んでもらえて』
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