私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『朋也さん、丸くなったから。出会った頃は、すごく怖かったよね』


私は、ちょっと皮肉を込めて言った。


『確かに、怖かったよね~』


夏希も笑いながら言った。


笑顔で、またみんな一緒にここで会えるなんて、本当に幸せだ。


バーベキューの用意も整って、私達は外に出た。


莉穂は、社長宅のお手伝いさんに見てもらってる。


シェフも来てくれ、前回私達がバーベキューした同じ場所で、今度は4人だけのパーティーが始まった。


美味しい食事と、最高の仲間。


そして、最愛の旦那様がいて…


私は、この時間と空間を、どうしようもなく愛おしく感じていた。


夏希も今日はお酒を控えて、いっぱい食べてる。


本当に可愛いな。


こういうところ、一弥先輩も好きなんだろうな。


久しぶりのバーベキューを満喫してたら、一弥先輩が話しかけてくれた。


『本当に美味しいね、今日はごめんね、お邪魔じゃなかった?』


久しぶりに聞いた、一弥先輩の気遣いの言葉。
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