私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
朝はできるだけ、ギリギリまで寝ていたい。


準備が出来たら、私は急いで駅に向かう。


マンションから駅までは、結構近い。


電車の混雑は仕方ないから…


30分くらいの我慢…かな。


降りたら会社までも5分くらいで着く。


すごく近いから助かる。


会社から少し離れたところまで来た時、入口の大きな自動ドアのところにいる社長と本宮さんを見つけた。


2人の周りには、数人の役員みたいな人達がいる。


嘘…


本宮さん、今日はスーツだ…


思わず、体が固まる。


高級感溢れる細身のネイビーのスーツ。


恐ろしい程、カッコイイ…


ドア付近を行き交う女子達も、立ち止まって本宮さんを見てる。


イケメンにスーツって…


破壊力がすごい。


素敵過ぎる。


一弥先輩も、たまのスーツ姿、すごくカッコイイけど…


本宮さんは、なんて言うか…


史上最強!


って感じがする。


怖いくらいだ。


立ち姿がモデルみたいなこんな美しい人が、まさか、今日からうちに泊まりに来るの?


ううん、絶対、有り得ないよ。
< 34 / 235 >

この作品をシェア

pagetop