私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
二人きりの夜
あっという間に夜になった。


コピーがだいたいまとまりかけ、今回は梨花ちゃんのアイデアがほぼ採用されそうだった。


悔しいけど、この世界は実力勝負だから仕方ない。


みんなもそれぞれに仕事を終えて、帰る支度を始めてる。


一弥先輩と菜々子先輩は…


そっか、今日も二人で一緒に帰るんだ。


結構、くっついて…


さすがに、梨花ちゃんも、二人の関係に気づいてるかも知れないな。


私も、早く帰りたいけど…


本宮さんと一緒に帰ることは、誰にも知られなくない。


だから、最後まで資料整理で残ってた。


『恭香』


少ししてどこかに行ってた本宮さんが、戻って来た。


みんなが帰ってから、声をかけてくれたんだ。


そこは、私を気遣ってくれてるんだろう…


『帰ろう』


もしかして、そ、そのスーツ姿で、私の横を歩くつもり?


さすがに差がありすぎて、抵抗あるよ~
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