私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
嘘…
思ってた程スペースは空かなかった。
ほとんど体制は変わらない。
まだ、本宮さんの右手が離れないまま、ガタンゴトンと音を立てて、また電車がゆっくりと動き出した。
ほんの少しだけ顔をあげて見ると、周りの人達は、仕事終わりでみんな疲れているようで、下を向いて目を閉じていたり、暗くなった窓の外をボーッと見たりしていた。
私達を見ている人は…
たぶん、いないと思う。
その時、本宮さんの手が背中から離れて、私の頭のところに来た。
え…
開いた大きな手で、私の髪をなでるように優しく触った。
その思わぬ行動に、一瞬ドキッとして…
息が上手く吸えなくなった。
これ…
きっと、他の人に突然されたら、ちょっと気持ち悪いことかも知れない。
でも、本宮さんは、それをすごく自然にする。
女性の扱いに慣れてるのかなって、少し思ったけど…
だけど…
こんな風にされても、正直嫌じゃなくて…
私のドキドキが、ますます加速していったんだ…
思ってた程スペースは空かなかった。
ほとんど体制は変わらない。
まだ、本宮さんの右手が離れないまま、ガタンゴトンと音を立てて、また電車がゆっくりと動き出した。
ほんの少しだけ顔をあげて見ると、周りの人達は、仕事終わりでみんな疲れているようで、下を向いて目を閉じていたり、暗くなった窓の外をボーッと見たりしていた。
私達を見ている人は…
たぶん、いないと思う。
その時、本宮さんの手が背中から離れて、私の頭のところに来た。
え…
開いた大きな手で、私の髪をなでるように優しく触った。
その思わぬ行動に、一瞬ドキッとして…
息が上手く吸えなくなった。
これ…
きっと、他の人に突然されたら、ちょっと気持ち悪いことかも知れない。
でも、本宮さんは、それをすごく自然にする。
女性の扱いに慣れてるのかなって、少し思ったけど…
だけど…
こんな風にされても、正直嫌じゃなくて…
私のドキドキが、ますます加速していったんだ…