私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
もう…


ダメだ。


私の胸の高鳴り、完全にバレてるよね。


こんなドキドキのシチュエーション、初めてで、全然慣れない。


でも…どうしてだろう?


本宮さんは、なぜ、こんなに私に優しくするんだろう?


そう言えば、さっき社長に、私と結婚するとかって言ってたよね…


結婚って…本気で言ってるの?


私達は、昨日、会ったばっかりなんだよ。


やっぱり、おかしいよね。


そうだよ、きっと社長から逃げるために、私をたまたま同居人に選んだだけなんだよ。


たまたま、一人暮らしで、彼氏のいない私を…


結婚するなんて、口からでまかせに決まってる。


いろいろ考えてたら、とうとう降りる駅に着いた。


やっとだ…


いつもより長く感じたよ…


結構な人数が降りる。


私はすぐに本宮さんから離れて、電車を降りた。


改札を出て、私達は、マンションに向かって歩き出した。
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