私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
とうとう、部屋に入るんだ…


私は鍵を開けて、先に入って明かりを付けた。


『どうぞ』


スリッパを出した。


『ありがとう、お邪魔します』


本宮さん、礼儀正しいんだ。


『狭くて…びっくりしますよ』


そういいながら、ほんの少しだけある廊下の奥のドアを開けた。


『ここがリビングと、小さいですけどキッチンです』


『綺麗にしてる』


『あ、ありがとうございます』


玄関から見て左側に一つ、右側にも一つ部屋がある。


左側は客室として使ってたから、本宮さんに泊まってもらうようにした。


私は、いつも右側の部屋で寝ている。


洋服なんかは、小さいクローゼットがあり、整理してしまっている。


本宮さんを部屋に案内し、


『この部屋を使って下さい。お風呂とお手洗いはキッチンの奥になります』


『ああ、いろいろ…ありがとう…』
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