私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
仕事と恋愛
朝になって、お互い、それぞれの部屋の目覚ましで起きた。


本宮さん、寝起きはいいらしい。


洗面所やトイレはダブらないように順番に使った。


食事は…


食パンとジュースとヨーグルト。


本宮さんは、パンを焼いたり、いろいろ手伝ってくれた。


手際がいいんだ…


『これから、食事は一緒に作ろう』


『え?作れるんですか?』


『簡単なものなら』


『すごいですね…じゃあ、今日はどうしますか?』


『帰りにマンションの近くのスーパーで買い物して、そこで決めればいい』


仕事終わりに買い物して、一緒に料理して、何だか…本当に夫婦みたい…


って、ちょっとワクワクしてる自分がいた。


『はい』


『それから…』


食事をテーブルに並べながら、本宮さんが、


『いい加減二人の時は朋也って呼んでくれ…』


『あ…そうですね。わかりました…と、朋也さん』


私、意外と、違和感なく朋也さんって…呼べたんだ。
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