私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです！

『ううん、大丈夫。警察行ってから会社行きます。着替えますね』


『わかった。俺も支度する』


恭香が心配で一睡もしてなかったから、ひどい顔になってるかもな…


洗面台で顔を洗い、鏡を見て思った。


やっぱり…ひどい顔だ。


参ったな…


正直、昨日のことから立ち直れてないのは、俺の方かも知れない。


俺が間に合わなくて、恭香がもし…


そんなこと考えたら、胸が苦しくなる。


俺…


恭香のこと本気だって、昨日改めて分かった…


自分が想う以上に、その何倍も俺は恭香を…


本当に…


愛してる。


大切な人をこれから先もずっと守り続けたいって、心の底から思う。


恭香の優しい笑顔と、仕事を頑張る姿勢…何もかも全部が愛おしい。


それは…ずっと前から変わらないんだ。