私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
お風呂に浸かりながら考えた。


昨日の夜は、朋也さん、私の横にずっといてくれたんだ…


私をベッドに寝かせて。


何もせずにただ…


ずっと心配して、私の側にいてくれた。


私の部屋を見られたのは、恥ずかしいけど、でも…


やっぱり嬉しかった。


ありがとう…


いやだ、涙が出るよ。


朋也さんの不器用な優しさ…


一弥先輩みたいに、綺麗に言葉が出て来ないけど、それでもちゃんと伝わってくる。


私は、確かに自分に自信が持てない。


朋也さんが、私のことを女として見てくれてるのかもわからない…


だけど、今は…


この状況をちょっと…


幸せに感じている自分がいるんだ…


お風呂から上がると、やっぱり上半身裸の朋也さんがいる。


『まだパジャマ着てないんですか?早く着て下さいね、風邪引きますよ』


世話の焼ける人だなぁ…


本当に。
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