私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
車が、朋也さんの自宅の前に止まった。


車を降りて、私はまず目の前に佇む、立派な門に驚いた。


左右に木々が植えられ、ライトアップされている。


外国のセレブの家みたいだ。


思わず、みんな声をあげている。


自動で門が開くと、そこに、とてつもなく立派で素敵なお屋敷が建っていた。


3階建てで、本当に高級ホテルのようなおもむきがある。


やはり下からライトアップされ、窓にも明かりが灯って、なんだかとても幻想的だ。


都会のネオンとは違う、上品で優しい光。


『綺麗…』


思わずため息と共に、言葉がこぼれた。


玄関と言うには、あまりにも広すぎる場所を通り、そのままらせん状になった階段を上がり、屋上に案内された。


そこから見える景色もとても綺麗で、少し高台に立っているせいか、遠くの夜景を楽しむことが出来た。


広い屋上には、バーベキューの用意がされていて、シェフの姿もあった。


『みなさん、ようこそ。特に何もないですが、シェフの料理を楽しんでもらえたら』
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