ナマイキ男子
「母ちゃん、腹減って死ぬ」
「ただいまも言わずにもう、、、困った子ね」
私の背後から随分大きい人が現れた。
おそらく息子だろう。
「今、アルバイト希望の子の面接をするから奥で待ってなさい」
「あい。早めね」
今どきの子はこんなにもわがままな子ばっかりなのか、、、
世も末だよな、、、
なんて思いながら、ため息をついてから、見上げてみたが、
見ないふりをした。
私はなにも見ていない。
こんな素敵なカフェの素敵な夫婦の間に新人類が生まれるはずがない。
私はなにも見ていない。
昼間の不愉快な出来事の犯人がいるはずがない。
いや、待てよ?落ち着こう。
仮に、彼がこの家の住人ならば、
①アルバイトで雇ってもらう
↓
②雇い主>me
↓
③雇い主の息子(新人類)>me ←new
そんなの絶対にいやだ!!!!