ナマイキ男子

「かーちゃん飯」

「まずはただいまでしょ」


俺の両親は洋食屋を営んでいる。


俺が小学校の時までは二人とも会社員だったが、


中２の時、突然会社を辞め、個人経営の今の店を始めた。


結婚する前からの二人の夢だったらしいので僕は反対しませんでした。


二人とも楽しそうだし、千夏先輩バイトで働いてるし。


「兄貴今日S女と合コンじゃなかったの？」


反抗期の弟も最近では部屋から出てくるようになった。


「なんで知ってんの」

「今の彼女S女なの」


弟、女関係が派手らしいと正輝が言っていた。


我が弟ながらに恐ろしい。


痛い目見ろ。


「兄貴のこと紹介してくれってめっちゃ言われる」

「きも」