ナマイキ男子
うちの高校のバスケ部は強豪でもなんでもなく、


個々の選手の能力は高いが、如何せん選手層がかなり薄い。


俺なんかに頼ってくるくらいだから相当人数いないんだろうな。


ほぼフルで出場させられそうでしんどい。


試合開始の合図があり、ジャンプボールの位置に立つ。


この緊張感久しぶりすぎて背筋がゾクゾク。


千夏先輩が俺のこと見てる。


しかもなぜか先輩緊張してるし。


超意味わかんね。(笑)


隣に座ってる先輩のお姉ちゃんと推定される美女はおそらく俺の真後ろにいるリュウ先輩のこと見てる。


早くくっつけあの二人。


そしたら俺らの恋路になんの障害もなくなる。


< 71 / 89 >

この作品をシェア

pagetop