本当に私のこと好き?




「こ、この前だって親睦会行ったらダメとか
今までだって参加してたのに
理由を聞いても言ってくれないし
いつも、私が聞いても誤魔化して…………
私の事なんて身体だけなんだと思ってた」

「気持ちを伝えてなかったのは悪かった
身体だけなはずない
でも、りかと居ると我慢できない
それに、親睦会は…………山下居るだろ」

「え?山下くん?」

「あいつ、お前狙ってるし
今日で部長も危険人物に追加したからな
前から嫌だったんだ、お前に飲み会行かすの
だから彼氏の権限使った」

「な、何を…………」


慶太の言ってる事が頭に入ってこない
今の言い方だと、嫉妬してるみたいな………


いやいや、慶太が嫉妬なんて
甘い思考を必死で追い払った



「お前こそ全然わかってないからな!
自分がどれだけ人気あるかわかってんの?
俺と付き合ってるって宣言してからも俺はちょいちょいライバル宣言されてるからな
結婚するまでは狙えるとか、マジな奴ばっかだからな」

「そんなこと知らないし!
じ、自分だって今日!
私には親睦会行ったらダメとか言ってるくせに、自分は女の子と!」

「仕事だろ!接待だろ」

「私だって親睦会も仕事のうちよ!」

「俺はお前以外は女だなんて認識してない!」

「っっ!」


そんなにはっきりと宣言されてしまうと何も言えない
それでも、嬉しそうに慶太に話かけていた女性の姿を思い出すと痛みがぶり返した








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