都の剣〜千年越しの初恋〜
「……ねえ、葉月」
夜の縁側。空には美しい星が煌めいている。葉月はその夜空を見上げていた。沙月はその隣に座る。
「何だ?」
葉月は空を見上げたまま訊ねる。沙月は胸を高鳴らせながら言った。
「私たちって、もう「婚約者」なの?」
「はぁ!?」
葉月が顔を赤くしながら沙月の方を向いた。
「いや、ちょっと待て!俺プロポーズした記憶ないぞ!」
「えっ?だって、あの時葉月言ってたじゃない。「いつか結婚したい」って……」
プロポーズだと思っていた沙月は、葉月の反応を見てがっかりする。その刹那、ふわりと唇に柔らかいものが触れた。
葉月の優しいキスが降り注ぐ。口にだけではなく、頰やおでこにも葉月の唇が触れた。
「た、確かにあの時そう言ったし、俺もそういう風になりたいって思っている。でも、その時はちゃんとする!」
恥ずかしそうにする葉月が愛しく、沙月は「ふふっ」と微笑みながら葉月の頰にキスをした。
「私、いつでも待ってるから」
キスで永遠の愛が誓えるその日を……。
夜の縁側。空には美しい星が煌めいている。葉月はその夜空を見上げていた。沙月はその隣に座る。
「何だ?」
葉月は空を見上げたまま訊ねる。沙月は胸を高鳴らせながら言った。
「私たちって、もう「婚約者」なの?」
「はぁ!?」
葉月が顔を赤くしながら沙月の方を向いた。
「いや、ちょっと待て!俺プロポーズした記憶ないぞ!」
「えっ?だって、あの時葉月言ってたじゃない。「いつか結婚したい」って……」
プロポーズだと思っていた沙月は、葉月の反応を見てがっかりする。その刹那、ふわりと唇に柔らかいものが触れた。
葉月の優しいキスが降り注ぐ。口にだけではなく、頰やおでこにも葉月の唇が触れた。
「た、確かにあの時そう言ったし、俺もそういう風になりたいって思っている。でも、その時はちゃんとする!」
恥ずかしそうにする葉月が愛しく、沙月は「ふふっ」と微笑みながら葉月の頰にキスをした。
「私、いつでも待ってるから」
キスで永遠の愛が誓えるその日を……。