都の剣〜千年越しの初恋〜
「……提案があるのですが」
誰もが慌てふためく中、凛とした声で誰かが手を挙げた。その声の主はーーーイザナミだった。
「ほう。何だ、言ってみろ」
イザナギが促し、イザナミは提案を口にした。
沙月の部屋にやって来た女の子は、名前をツクヨミノミコトと名乗った。とても幼く見えるが姫神だったのだ。慌てて沙月は髪を整え、正座する。
「えっと、ごめんなさい!神様とか妖怪のこと、あまり知らなくて……。よかったら、教えていただけませんか?」
謝りながらそう言う沙月に、ツクヨミは「問題ないで〜す!」と笑って言った。
「私は月の神。私にはお姉様とお兄様がいるの!名前は、お兄様はスサノオノミコト。お姉様はアマテラスオオミカミ」
「ええっ!?」
沙月は驚いて大きな声を出してしまった。ツクヨミが不思議そうな目を向けている。
あのスーさんの妹!?と沙月は驚きを隠せない。あんな変態にこんなかわいい妹がいるなんて、到底もしも神話を知らなかったら信じなかっただろう。
しかし、それ以上に沙月が驚いたことがある。
誰もが慌てふためく中、凛とした声で誰かが手を挙げた。その声の主はーーーイザナミだった。
「ほう。何だ、言ってみろ」
イザナギが促し、イザナミは提案を口にした。
沙月の部屋にやって来た女の子は、名前をツクヨミノミコトと名乗った。とても幼く見えるが姫神だったのだ。慌てて沙月は髪を整え、正座する。
「えっと、ごめんなさい!神様とか妖怪のこと、あまり知らなくて……。よかったら、教えていただけませんか?」
謝りながらそう言う沙月に、ツクヨミは「問題ないで〜す!」と笑って言った。
「私は月の神。私にはお姉様とお兄様がいるの!名前は、お兄様はスサノオノミコト。お姉様はアマテラスオオミカミ」
「ええっ!?」
沙月は驚いて大きな声を出してしまった。ツクヨミが不思議そうな目を向けている。
あのスーさんの妹!?と沙月は驚きを隠せない。あんな変態にこんなかわいい妹がいるなんて、到底もしも神話を知らなかったら信じなかっただろう。
しかし、それ以上に沙月が驚いたことがある。