都の剣〜千年越しの初恋〜
長い間離れていたわけではない。しかし、まるで何十年ぶりに再会したかのように、沙月と葉月は触れ合える時間を大切にしていた。
「葉月かわいい!」
そう言った沙月を、「お、俺がかわいいってバカか!」と葉月が捕まえ、腕の中に閉じ込める。
幸せな鼓動が、二人を包み込んだ。
「……幸せ、だね」
そう呟く沙月に、葉月も頷いた。
昨夜に話は遡る。イザナギから言われたのは、ヤマタノオロチを封印するというもの。それができれば、沙月と葉月はこの世に戻され、共に生きることが許される。
「ヤマタノオロチ……?」
首を傾げる沙月に、葉月が説明した。
「首が八つに分かれた巨大な大蛇だ。とても凶暴で、人も食べる」
葉月の説明を聞き、沙月はゾッとして体を震わせる。
「僕が何千年も前に封印したんだよ〜!!褒めて褒めて〜!!」
スーがそう言って沙月に抱きつこうとするのを、葉月が「黙れ、この変態が!!」と言って肘鉄を食らわせる。
「いやん♡」
「葉月かわいい!」
そう言った沙月を、「お、俺がかわいいってバカか!」と葉月が捕まえ、腕の中に閉じ込める。
幸せな鼓動が、二人を包み込んだ。
「……幸せ、だね」
そう呟く沙月に、葉月も頷いた。
昨夜に話は遡る。イザナギから言われたのは、ヤマタノオロチを封印するというもの。それができれば、沙月と葉月はこの世に戻され、共に生きることが許される。
「ヤマタノオロチ……?」
首を傾げる沙月に、葉月が説明した。
「首が八つに分かれた巨大な大蛇だ。とても凶暴で、人も食べる」
葉月の説明を聞き、沙月はゾッとして体を震わせる。
「僕が何千年も前に封印したんだよ〜!!褒めて褒めて〜!!」
スーがそう言って沙月に抱きつこうとするのを、葉月が「黙れ、この変態が!!」と言って肘鉄を食らわせる。
「いやん♡」