都の剣〜千年越しの初恋〜
葉月の目からは、ヒノカグよりも熱い情熱を感じた。
「僕らも頑張るよ!!」
「みんなにも伝えておく」
金次郎と朧も頷き、全員でヤマタノオロチを封印するための作戦会議をする。オモイカネが知恵を出し、ヤマトタケル、ヒノカグ、オカミ、オオサギがどこで攻撃をするか話し、サクヤ姫が医薬の神や他の神にも協力を求めると言った。沙月と葉月も意見を言う。
お昼頃まで会議は続いた。
旅館から出た沙月と葉月は、このまま城へ帰るつもりだった。帰ってお昼ご飯を食べた後、戦いに向けて特訓をする予定だ。
「沙月ちゃん!」
牛車に乗ろうとしていた沙月に、ツクヨミが走ってきて声をかける。
「ツクヨミ様、どうかされましたか?」
沙月が訊ねると、ツクヨミは「えっと……」と少し考えてから言った。
「お姉様に会ってほしいの」
「姉?アマテラスか?」
葉月の目が輝く。日本の最高神だからだろう。
「今は、戦いで力を使いすぎて眠ってしまってるけど……」
悲しげにツクヨミは言う。沙月の返事はたった一つだ。
「……ぜひ、会わせてください」
そう沙月が言った刹那、ツクヨミの顔がパアッと一気に明るくなる。そして、沙月の手を掴んで「ほんと!?嬉しい!!」と飛び跳ねて喜んだ。
「僕らも頑張るよ!!」
「みんなにも伝えておく」
金次郎と朧も頷き、全員でヤマタノオロチを封印するための作戦会議をする。オモイカネが知恵を出し、ヤマトタケル、ヒノカグ、オカミ、オオサギがどこで攻撃をするか話し、サクヤ姫が医薬の神や他の神にも協力を求めると言った。沙月と葉月も意見を言う。
お昼頃まで会議は続いた。
旅館から出た沙月と葉月は、このまま城へ帰るつもりだった。帰ってお昼ご飯を食べた後、戦いに向けて特訓をする予定だ。
「沙月ちゃん!」
牛車に乗ろうとしていた沙月に、ツクヨミが走ってきて声をかける。
「ツクヨミ様、どうかされましたか?」
沙月が訊ねると、ツクヨミは「えっと……」と少し考えてから言った。
「お姉様に会ってほしいの」
「姉?アマテラスか?」
葉月の目が輝く。日本の最高神だからだろう。
「今は、戦いで力を使いすぎて眠ってしまってるけど……」
悲しげにツクヨミは言う。沙月の返事はたった一つだ。
「……ぜひ、会わせてください」
そう沙月が言った刹那、ツクヨミの顔がパアッと一気に明るくなる。そして、沙月の手を掴んで「ほんと!?嬉しい!!」と飛び跳ねて喜んだ。