クール王子ととろける溺甘♡同居

「希夜、くん?」

「変だね。さっきまで小山さんとずっと一緒だったから、部屋で一人になると、ちょっと寂しいなって思ってた。だから、今、かなり嬉しい」

お風呂上がりの彼から香るシャンプーの匂いと、体温に心拍数がさらに上がる。

そんなこと言われちゃったら、嬉しいって思っちゃうよ。

「もっと、いろんな小山さんが見たい」

「……っ、」

希夜くんは顔を上げると、私の頬に手を添える。

彼の色っぽい表情は、息をしてしまうのを忘れそうになるくらい綺麗で。

「今日はちょっと、意地悪しちゃうかも」

「へっ……ちょっ、」

希夜くんに手を引かれたかと思うと、そのままベッドに倒れる形になって、

気付けば目の前には希夜くんの綺麗な顔がお互いの息がかかるくらい近くにあった。
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