クール王子ととろける溺甘♡同居

とりあえず起き上がって、みんなにおはよう(もうこんにちはの時間だけど)を言わなきゃと思い、筋肉痛に耐えながら着替えを始める。

♪〜♪〜♪〜♪〜

ん?

ちょうど着替えが終わり部屋を出ようとした時、テーブルに置いていたスマホが鳴った。

ロック画面を確認すると【舞子】と表示されていた。

どうしたんだろう。
休みの日に舞子から電話なんて、なかなかないことだから、何かあったのかと心配になりながら電話に出る。

「もしもし」

『あ、花純、研修お疲れ〜』

「う、うん、ありがとうっ。どうしたの?突然電話なんて」

『いやいやどうしたのって!須永くんとあれから進展あったのかなって気になって!宿泊研修に花純と一緒に行きたいって指名したぐらいだよ?学校まで待てなくてさ〜』

舞子……。
私といないときでも私のことを心配して気にしてくれたんだってことが嬉しくて、泣きそうになる。
< 172 / 275 >

この作品をシェア

pagetop