クール王子ととろける溺甘♡同居
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何度も何度も考えて、シミュレーションして。
やっと出した私の答え。
舞子と話して3日ほど経った放課後。
スマホのメッセージアプリに入っている宿泊研修のグループチャットから二見くんの連絡先を見つけて、個人メッセージを送った。
そして今、待ち合わせ場所の、ファーストフード店にいる。
ここは私たちが通っていた中学校の通学路にあるお店で、ガラス窓からはしっかり通っていた道が見えて、当時の思い出が蘇る。
彼とふたたびうまく話せるか、不安と緊張で心臓がバクバクする。
男の子に自分から連絡してこうやって待ち合わせして会うのも初めてだし。
「小山?」
っ?!
様子を伺うような控えめな声が私の名前を呼んだので顔を上げると、
ここら辺では有名な進学校の制服をきた二見くんが立っていた。
研修でみたジャージの格好とは違う彼はなんだか新鮮で、余計、緊張が増した。
背、こんなに高かったんだ、なんて。