クール王子ととろける溺甘♡同居
「小山さんが明日帰っちゃうと思ったらいてもたってもいられなくて。同居が終わっても、学校でまたこうやって会ってもいい?」
「うんっ、嬉しい!私も希夜くんにたくさん会いたいから」
そういえば、こんな風に学校で希夜くんと会うのって初めてかも。
「ありがとう。さっそく恋人同士って関係に甘えちゃってどうしようもないね、俺。前はこの一方的な気持ちは抑えなきゃって制御できていたのに、今は全然ダメ。小山さんなら俺の甘えを許してくれるんじゃって思ってる。いけないね」
希夜くんにそう言われて、ブンブン首を横に振る。
「全然いけなくないよ。嬉しい。すっごく嬉しいから。正直、私は自信がないから。あ、希夜くんへの気持ちは誰にも負けないって自信はあるよ。ただ、希夜くんの彼女として、周りに受け入れてもらえる自信が……」