クール王子ととろける溺甘♡同居

「第三者から、そんな風に希夜くんの彼女であることを認められて、嬉しくて、夢みたいで」

「そんな、おおげさだよ。俺が花純がいいって言ってるんだから、他の人の声なんて……」

全てを話し合えると、希夜くんは優しくそう言ってくれる。

「うん。わかってる。私と希夜くんがふたりで同じ気持ちならその関係に誰かがいちいち口出す必要なんてないことも、希夜くんの気持ちも。でもね……」

単純に嬉しかったんだ。

「やっぱり、応援してるって言われるのってすごく嬉しいなって。私と希夜くんが付き合ってることを誰かに認めてもらえるって、私にとってはすごく嬉しい。希夜くんは何度も嬉しいことを言ってくれるけど、どうしても私は自分にあまり自信がないから……」

「先輩たちの言葉で、花純のその不安みたいなのがちょっとは薄れたってこと?」

「うん、そうだね、元気でたかな」

「……ふーん」

希夜くんはそう返事をするとプイッとそっぽを向いた。

「希夜くん?」

なんか私、変なこと言ったかな。
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