クール王子ととろける溺甘♡同居


「あ、でも待って、須永くんって特進クラスじゃん!勉強、教えてもらえば?」


「いやいやいやいや……無理だから」


「え〜もったいない!この機会にさっさと克服しちゃいなよ〜!こんないい状況ないよ?!」


舞子は前のめりになりながら必死にそういうけど。


勉強教えて欲しい、なんて、難易度高すぎるよ。


そもそも、男嫌いだからって距離を置こうとした私からそんなことをお願いするなんて無理。


もし仮に教えてもらえたとして、集中なんてできるわけがない。それどころか、よけい点数悪くなっちゃうよ。


「じゃあどうすんの花純」


「うっ、自力で、勉強、します」


大丈夫。
とりあえず、得意科目を重点的に頑張っていつもよりも点数を少しあげることができれば……。


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