クール王子ととろける溺甘♡同居


恐怖で全然身体が動かなかった。


目の前の彼は、そんな私を気にするそぶりなんてまるでなくて。


それから、どんどんキスが激しくなってきて、セーラー服の中に、手が伸びてきて、彼の手が、肌に触れた瞬間。


パンッ


彼の腕を強く叩いた。


すると、さっきまで穏やかな優しい声で話してた彼が、明らかに顔色を変えて、眉を歪めて。


『は?……さっさとヤラせてくんない?』


そう耳元で囁いた。


キスできれば彼の勝ち、それなら私はもう用無しで。さっさと解放してくれればいいのに
、彼にはそんな気がない。


『賭けの内容……キス、だけ、だよね?だったら……』


『こんなとこで終われるかよ』


そういって、彼は続けた。

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